前回、記事にしたVodafone IrelandプリペイドSIMがEUのDigital Single Market戦略における域内ローミング料金規制に伴い、アイルランド国内のデータパッケージを所定の国でそのまま使えるようになる制度が始まって(2017年6月15日)から初めてヨーロッパを訪れて実際に使用してきましたのでそのレポートです。
料金プランについて
今回はドイツでの乗り継ぎ約2時間と、イギリスに2日間滞在する予定だったので、出発直前に5ユーロ1GBのデータパッケージをアプリから購入しました(後述)。
プランの詳細はアイルランド Vodafone IrelandプリペイドSIM 情報(4) 2017年夏をご参照ください。
使用開始まで
既にある程度残高があった為今回トップアップはしていません。トップアップに関してはアイルランド Vodafone IrelandプリペイドSIM 情報(3) 2016年夏をご参照ください。少し古い記事なのでウェブサイトのデザインが若干違いますが大幅に変わっていることはないと思います。
日本国内で出発直前にアプリのAdd onsからBuy an add onを選択し、Data €5 1GBを選択します。次が購入後のスクリーンショットです。購入後の為+ボタンが出ていません。
My current allowancesには1GBプランが購入済みであることと有効期限がわかりやすく表示されています。
ドイツでの使用感
まずは乗り継ぎ地点のドイツ(フランクフルト空港)での使用感はどうかと、試して見ることにします。既に機内でSIMの入れ替えと、日本で使っているmineoの構成プロファイル削除をしていたので、データローミングをONにするだけですぐにローミング開始のメッセージと1GBプラン購入済みであることのSMSが届きました。
イギリスでの使用感
ドイツの後はイギリス、ロンドン及びカンタベリーでの使用感です。こちらも到着後すぐにローミング開始のメッセージがきました。
ドイツでも、イギリスでも3GではありますがメールやGoogle Mapsを見る、ブラウジング等旅行中に使う分にはまったく問題ないスピードで使えます。容量の上限がある為、スピードテストをした訳ではなくあくまで体感です。
なお、滞在中3Gでしか繋がらなかったように記憶していますが、これはVodafone IrelandのSIMの問題なのか、使用しているiPhone SEのLTE対応バンドの問題なのかまだ調査していないので、もし分かればまた記事にしたいと思います。
残高確認方法
ローミング中、残高確認方法は2つあります。
1つ目は、SMSで50233宛にBALとメッセージを送信する方法で、返信が次のようなSMSで返ってきます。
2つ目はアプリで確認する方法で、最大20分程遅れての情報更新になるようですがアプリを開くだけで確認ができるので実際にはこちらの方が便利でしょう。
結論
Vodafone IrelandのSIMは日本のクレジットカードでチャージ可能ということもありSIM自体の維持が容易でヨーロッパへの渡航が多い旅行者には大変便利なSIMだと思います。
注意が必要かなと思うのは、
- 日本国内でAPN設定が必要なMVNOのSIMを利用するために構成プロファイルをインストールしている場合は、SIM入れ替えの都度アンインストール・インストールをする必要があること
- 当然ですがローミングONに切り替える必要があること
でしょうか。
引き続き、他国での使用感や何か気づいたことがあれば記事にしたいと思います。
monk2macです。
実体験のレポート、大変参考になりました。
次回欧州へ行く際に活用します!
でも、行きたかったバルセロナが独立問題で中央政府と対立しデモやゼネストが多発する情勢。
少なからず、旅行にも影響ありそうでタイミングを見ないといけないようです…
monk2macさま
コメントありがとうございます。以前バルセロナを訪れた際に食事も美味しくサグラダファミリアをはじめとする建築が興味深かったので私も再訪したいと思っていたのですが、この情勢ではおっしゃる通り延期した方がよさそうですね…